2023年末にV36スカイラインセダンのサスペンションのリフレッシュも兼ねて純正のサスペンションからタナベの車高調を装着しました。
新品ですが、価格重視で取り付け工賃込み10万円以内だったので、コスト的にはだいぶ抑えられたかなと思います。
全長調整式よりも安いのでネジ式にしました。
ダウンサスも検討したのですが、工賃含めるとそこまで変わらなかったというのと、ショックも変えたかったので車高調を選択しました。
ショップで取り付けてもらい、取り付け後に思ったより低いな〜と思いながらもしばらくは気にせず乗っていました。
しかし車止めや段差で気を付けないと擦るのが嫌だったので、調整することにしました。
もちろん車高調整どころかタイヤも外したことがないので、早速調べて取り掛かりました。
やり方としては前輪後輪共にタイヤを外して歯車みたいなものを回して調整するものらしい。
できるだけお金をかけたくなかったので、まずは車載工具を確認。
トランクの中からパンタグラフジャッキとL字レンチを発見。
これでホイールナットを緩めてジャッキアップはできそう。
また、安全のためにジャッキアップ後に車の下に使っていないアルミホイール、輪止め。
あとは車高を調整するために、車高調レンチ(購入した車高調に同梱)、車高調が固着することも多いらしいので、緩めるために定番の5−56と掃除のためのブラシ(百均で購入)を確保。
とりあえずL字レンチでホイールナットを緩められるか試してみるも、固すぎて外れない...どうしようもないと思い、ホームセンターで十字レンチ購入。
ジャッキアップもやったことがなかったので、ジャッキアップポイントを調べて、挑戦するも、L字レンチと棒を組み合わせて回す作業を4輪全て行うのは心が折れそうだったので、googleに頼りました。
どうやらパンタグラフジャッキをインパクトドライバーで楽してできるアタッチメントがあるようで、即購入。
また、DIYにも使うかなと奮発してインパクトドライバーを購入。
インパクトドライバーでホイールナットを外すために、ソケットを購入。(21mm)
車高調整の高さ計測にスケール(メジャー)
この時点で結構お金かかってましたね
使う道具をまとめると、
- パンタグラフジャッキ
- パンタグラフジャッキ用アタッチメント
- 使っていないアルミホイール
- 輪止め
- 十字レンチ
- インパクトドライバー
- インパクトドライバーのソケット
- 車高調レンチ
- 5-56(潤滑油)
- 車高調掃除用ブラシ
- スケール(メジャー)
実際下記でしてみると道具が多いですね。
本当は適性トルクで締め付けしたいので、トルクレンチもあった方が良いと思います。
それでは作業を始めるわけですが、最初にスケールで現状の高さを測ります。
フェンダーの上端からホイールのセンターやホイールの下端を測るのが空気圧にも影響されずに正確に数値が出せると思いますが、面倒なのでフェンダーの上端から地面で測りました。
ちなみに一番低い右リアは地面からフェンダー上端まで65.4mmでした。
ジャッキアップする前にサイドブレーキがしっかりとかかっていることを確認します。
外そうとしているタイヤの対角に輪止めもかけます。(右リアをジャッキアップするなら左フロントに。)
そして十字レンチでホイールナットを少し緩めます。
*ジャッキアップした後だと緩めるのが大変です。
そしてジャッキアップポイントにジャッキを当てがい、ぐるぐる回してジャッキアップしていきます。
パンタグラフジャッキ用のアタッチメントは、インパクトドライバーだとうるさすぎたので、十字レンチでやりました。
ジャッキアップしたら安全のために使っていないアルミホイールを車の下に入れます。
そして完全にホイールナットを緩めてタイヤを外します。
v36はフロントとリアでサスペンションの構造が違いますが、調整箇所は同じでバネの上または下にある2枚の歯車を車高調レンチで回して調整します。
この2枚の歯車のようなシートを回して、固定されているものを緩めます。
緩め方としては、車高調レンチを右回し側と左回し側にかけて、片方のシートを抑えながら片方のシートを緩めるイメージです。
フロントは下側のシートを、リアは上側のシートを緩めます。
緩めたシートは、一番上or一番下までぐるぐる回します。
そしてぐるぐる回していない方のシートと、ぐるぐる回したシートの間がどれくらい空いているかで現状+−どのくらいかを考えます。
ちなみに、この車高調で調整するときにシートを1センチ上げ下げすると車高も1センチ上げ下げできるというわけではありません。
どこまで上げ下げできるかは車高調によっても違うかと思いますが、説明書があれば説明書の説明を守りましょう。
今回は数センチ上がればいいやということで、2センチくらい車高調レンチでひたすら回します。
回りにくい時は5−56をかけて馴染むのを待ちます。
目的のところまで回ったら、一番端まで回したシートと車高調レンチで回したシートを再びくっつけて、車高調レンチを2つ使ってしっかりと締めれば終了です。
しっかりと締まっていることを確認し、タイヤを戻します。
タイヤをボルトにはめ、ホイールナットを星を描くような手順で手締めしていきます。
このタイヤをつける作業が一番きつかったです💦
ある程度閉まったら、インパクトでまた星を描くような順番で締めていき、ジャッキアップした車体を地面に下ろします。
そうしたら十字レンチでホイールナットを本締めします。
この時の右リアの高さが68.6mmでした。
そして安全なところで車を走らせて、ホイールナットに緩みがないか確認します。
再度右リアの高さを測ります。67.3mmでした。
車高を調整して、車を動かすと高さが変わるので注意です。
気が遠くなりながらも他のタイヤを同じように調整していきます。
結果的に2万円以上道具にかかってしまいましたが、インパクトは他でも使う予定があるのと、休日の暇つぶしができたのでよかったです。
おしまい。